請負場所:アムステルダム
必要スキル:探索4 美術6 イタリア語
発見物:果物かご(装備品「絵画鑑定術」獲得)
作者:カラヴァッジオ(カラヴァッジョ)
お久しぶりでゴザイマス。
本日はカラヴァッジオ。(本日は、とか言ってみたかったんですすいません)
このカラヴァッジオという名前は本名ではなく地名です。
本名はミケランジェロ・メリシ。レオナルドと同じく出身地がそのまま通名になっているパターン。
えーと好きです。
ですが、家の壁にはかけたくないなあ。
カラヴァッジオも作品以上に本人のキャラクターが立ちすぎているタイプです。
しかし同じくスキャンダラスな画家であるリッピにあるような愛嬌が、カラヴァッジオにはありません。

前科者
右手に絵筆、左手に剣、といった無頼っぷりで実際に殺人罪で追放投獄脱獄などされています。
その絵筆はその逃亡生活の間もけして止まることなく傑作を残し続け、彼を生かし続けます。
しかし彼の剣もまた止まることなく、ささいなことで決闘や斬首刑(!)を呼び寄せていきます。
その作風は極端といえるほどに生々しく、かつドラマチックで、映画のような強烈なコントラストと、緻密で挑戦的な技巧や解釈、構図を持ちます。
そして背徳・退廃・背信・裏切り・エゴなど人間の「負」の部分を、不快感を覚えるほどに強調された人物達の顔、顔、顔!
それらはけして美しさに置き換え可能な崇高な「闇」などではなく、できることならあまり見たくない、見たらげんなりするような、やりきれない「負」です。
誰もができれば見たくないなーとスルーしているようなことを、オラオラ!とばかりに、ご丁寧にも聖人聖女として描くこのひたむきな悪趣味!
噂はおそらく本当。
この絵に描かれたマリアはモロ死体です。
死体すぎ
足とかちょっとグロ画像の領域。
カラヴァッジオはそれだけでは飽き足らず、絵画の解釈と役割までをも、その自身の暴力的な才能と天才の技巧をもって破壊しようとし続けました。
少年のように世界に怒りを抱え続けて、カラヴァッジオは絵を描いていたのでしょう。
そしてその生涯は行き倒れ同然の、海岸で遺体を発見されるという終わりかたをしています。
このときカラヴァッジオは37歳でした。
何を描くか、何故描くか。
芸術家の普遍のテーマと思われるこの問いに、この静かで端正な「果物かごだけの絵」で、西洋で初めて明確に答えを吐いた画家。
それがカラヴァッジオです。
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似合わなくもない、と思うのです。
実はかぶってみたかったのです。



